いちばんいっぱい

出逢って 大好きになって 抱きしめて 手放して

25歳の中島健人と私

 中島健人くん、26歳の誕生日おめでとうございます!そして本来なら、明日からアルバム「POP×STEP」を引っ提げてのツアーですね。ここ数年、健人くんの誕生日近くはSexy Zoneのイベントも重なっていて、たくさん幸せな気持ちになります。コロナウイルスの影響で初日公演は延期となりましたが、無事にツアーが開催されること、元気な姿で健人くんに会える日を楽しみにしています。

 さて、今年も健人くんの誕生日を機に、25歳の健人くんについて振り返ります。2019年3月末に放送された、フジテレビのスペシャルドラマ「砂の器」の和賀英良役*1に始まり、ひとつひとつの仕事を丁寧にこなしていた印象があります。その中でも、数年前の健人くんの発言や行動と縁があるなと思ったお仕事について、自分の備忘録も兼ねて取り上げていきたいと思います。

 

その1:アカデミー賞スペシャルゲストとして活躍!

 先日、雑誌の整理をしていたところ、ポポロ2018年6月号の「寄せ書きで見る、それぞれの26歳」という記事が目に留まりました。これは、ポポロ26周年を記念して、26歳以上のタレントには自分が26歳の時にどうだったかを、26歳以下のタレントには理想の26歳像やなりたい自分について話す特集だったのですが、ここで健人くんは

東京オリンピックの年だし、「マジで頼むぞ!」って感じ。英語くらいはしゃべれるようになって、活躍していたい!」

と話しているんですよね…

 いやいや、まさに第92回のアカデミー賞授賞式の現地リポーターに選ばれてるじゃないですか!!すごい!!有言実行とはこのこと。このお仕事を知らされたのは授賞式の2か月ほど前と聞きました。準備期間が短い中、ノミネート作品への理解を深めることはもちろん、実践できる英語力を磨いてレッドカーペットで果敢にインタビューに挑む健人くんを見て、改めて惚れ直しました。語学が堪能なマリウスくんを俳優さんに見立てて、インタビューの練習をしたというエピソードも含めて素敵です。WOWOWで特集番組を組んでいただけたのも、現地の様子を知ることができてファンとして嬉しかったです。健人くん自身も、いつかこのレッドカーペットを歩けたら…という発言をしていたので、有言実行してきた健人くんなら、叶えられる近い未来ではないかな、と信じています。

 

その2:京成スカイライナーのCMに起用される!

 健人くんが今まで真摯に取り組んできた(世間にイメージづけてきた)甘い言葉を存分に生かしたつくりになっていて本当に素敵でした!女性だけではなくて、男性もプリンセスとして扱っているのがミソですよね。メイキングもyoutubeで公開してくれていて、ちょっと照れ気味な健人くんも良かったです。


お客様は、お姫様。20分おきにsexy篇

 


メイキング

 

 このCMを見て、間接的に思い出したのは、スピードワゴン小沢さんとのコラボ「Honey Honey 60秒SPOT 特別ナレーションVer2.」です。公開された当初、言及していた人はさほどいなかったのですが、この特別ナレーションVer2.は、スピードワゴンの小沢さんがナレーションを担当してくださってますよね。


「Honey Honey」60秒SPOT 特別ナレーションVer2.

 

 小沢さんは、以前らじらーにゲスト出演してくださった*2ことが印象に残っています。小沢さんはセカオザとして、なかなかの名言を残していることもあって、それに感銘を受けた健人くんが自身が甘い言葉を発することについて話してくれました。その回の健人くんの発言が素敵で、以下それを一部抜粋したものです。

 

中島「甘い言葉って、ちょっとその、なんて言うのかな、笑われるときもあるじゃないですか。でもそれって、自分の中ではなんかちょっと引っ掛かりがあって。笑いを取るためにいってたわけじゃないっていうのもあったんです。なんかそれで、結構自分も考えた時期があったんですけど、でもまぁ…なんていうんですかね。なんとなくこういう言葉の会話で笑いが起きるのもしょうがないし、でもそれを含めて、じゃあ自分のアピールとして楽しもうっていうふうには、何年か前には思ってました」

 

中島「本当に、なんかもう、右隣りにずっとノートを置いていたいです。いや、本当に、jr時代から、あの…あれなんですよ。たぶん、セカオザさんもそうだと思うんですけど、あの、お客さんを楽しませたいから。で、あるいは、相手の愛にしっかりと応えるために。僕も、jr時代からファンの応えに、しっかりと応えるために、そういう言葉を自然に出してきたんですよ。それが、一時期、あの、番組とかで振られるようになって、それが、ある意味少し、まぁ…商品化というか。そういうものになったんですよ。そこからちょっと、それが、シーンていうのを問われだしてから、少しちょっと自分も迷ってたんです。でも、そこから今日、小沢さんと話して感じたのは、いやでも、間違ってなかったなって。」

松島「ぶれてなかった。」

中島「うん、ぶれてなかったんだなって。」

 約4年前の発言ではあるけれど、ファンのためにと続けてきた甘い言葉を届けるというスタンスが、未来のお仕事につながっているのは本当に素敵なことだと思います。「POP×STEP」の通常版に収録されている新しいソロ曲「SHE IS...LOVE」も、久しぶりにそんな健人くんを彷彿させる歌詞になっていて、ライブでコール&レスポンスするのが楽しみです。

POP × STEP!?[通常盤](特典なし)

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  • アーティスト:Sexy Zone
  • 発売日: 2020/02/05
  • メディア: CD
 

 

 

その3:グループと向き合う時間がとれたと語る「Sexy Zoneの三日間で人生は変わるのか」

 最後に、グループでのお仕事についてです。PAGESツアーや特番「Sexy Zoneの三日間で人生がは変わるのか」を経て、健人くんのMyojoでの個人連載「キミと暮らせたら。LIFE53」では、Sexy Zoneに対する気持ちの変化について話してくれました。以下、その一部の書き起こしです。

 当時は年下組が本当に子どもだったから、話し合いたくても、できない。いっしょに頑張っていきたいけど、その方法が見つからない。だからこそ不安で仕方がなかった。「俺たち、どうなっちゃうんだろう」って……。そこで俺は心に決めたんだ。誰かが前に出て引っ張っていかないと、このグループは勝てない。「俺がそのエースをめざそう」って。でも、後列に並んでいる俺が「エースです」と主張したところで誰も認めはしない。そこからは、とにかく目の前の仕事に全力を注いだ。これが次につながる、誰かがきっと見てくれている、そう信じて。

 

 グループのため、自分のため、がんばっているつもりだったけど、それがグループ内に軋轢や摩擦を生んでしまうこともあった。今だから正直に言うけど……俺ね、キライだったんだ。足りないものだらけのグループが、俺の想いを受け止めてくれないメンバーが。今思うと、メンバーもそれぞれ自分なりにがんばっていたんだと思う。でも、幼い俺の目には向上心に欠けているように見えて。「もっと、もっと」と押しつけてしまっていたのかもしれないね。「いっしょに成長したいのに伝わらない」、「俺の気持ちを理解してくれない」そんなジレンマに悩んだ結果、「じゃあ、俺は俺で前に進もう」って。真正面からぶつかるのを避けるように、ひとりで突き進むようになったんだ。で、やっとまわりを見渡せる余裕が生まれた今、ハッと気づいたんだよね。「グループといちばん向き合っていないの、じつは俺じゃん」って。誰よりもグループのことを考えているつもりだった俺自身が、Sexy Zoneの“足りないピース”になっていた…そこに気づいたとき「ひとりで走っても、ひとりで強くなっても意味がない。全員で足並みをそろえて強くならないと輝くことができない」自分の中で意識が大きく変わり始めたんだ。

 

 特番のなかでも、グループとの向き合い方がわからないと話しながら、涙していた健人くん。自分から、グループについて踏み込んだ発言をすることはそう多くはないイメージがあったので、このインタビューは本当に貴重で、健人くんの伝えたいけど伝えられなかった今までの想いををひしひしと感じて、この記事を読んだ当初は複雑な気持ちになりました。

 確かに、健人くんの言うように、彼自身の振る舞いがグループ内にいろんな変化をもたらしたのかもしれません。けれど、私が健人くんに興味を持ったのは、まさに健人くんがひとりで突き進んでいた時期で…ひとりでも頑張ろうと、どんな環境でも輝こうと必死だった健人くんに出会えたから今の私がいるよって。そのときできるベストを尽くそうと頑張っていたのは十分伝わっているから、どうか過去の行動を全面的に悔いる必要はないよって。グループの名前を売るために、Sexy○○と言い続けたことも、確実に今につながっているし、もがきながらも前に進む意義を伝えてくれたことは、何よりも私の生きる指針になっているよと、伝えたいです。

 

 こうなりたい、こうしたいと思うことは簡単でも、それを実行することや、やりたい仕事を任せてもらう人間になることは、想像以上に難しいことです。でも、ひとつひとつ経験を積み重ねながら、少しずつでも前に進むことで、なりたい自分になれる…そんなことをアイドル人生をかけて示してくれている健人くんのことが、本当に大好きだし心から尊敬しています。

 25歳の健人くんが歩んだ道も、きっと未来につながっているはず。ずっとずっと、応援させてください。26歳の健人くんもよろしくね!

*1:約7年前、健人くんが演じてみたい役として雑誌で発言していたとのこと。これも、過去とのつながりを感じるお仕事です。

*2:2016年6月4日放送分